中3長女とのソウル旅行しました✈️
長女はHSCの中でもレアなスピリッツ・チャイルド(spirited child)と言って、繊細でありながらキカンキの強いエネルギッシュなタイプです。北米では10人に1人存在するそうです。
(分析するに私自身も元スピチャイでしたが、抑圧的な環境で育ったため、高校でアメリカに留学するまでその性質は表になかなか出ませんでした)
海外ではロングセラー本も出ていますが、スピリッツ・チャイルドについて日本で発信しているのは私くらいです。
この手の子はまさか繊細なHSCとはなかなか親にも気づかれないタイプで、私も長女が人間関係で学校に行けなくなるまではただの甘えかわがままと思っており、なんと癇癪と不平不満の多い子かと末恐ろしく、寄宿舎つきの学校で厳しく鍛えてもらうしかないとまで考えていました。
そんなエネルギー溢れる長女が小5でパワーが切れて学校に行けなくなってから4年以上が経ちます。
当初は人間関係のトラウマの二次障害で、一時的に目が見えなくなる心因性視覚障害まで経験し、親の私も目の前が真っ暗闇な思いをしました。
エネルギー枯れで当たり前のことが何もできなくなってしまい、引きこもり状態は長く続きましたが、最近になり目に見えてエネルギーが回復し始めました。外出のための支度が時間通りにできるようになりました。
私にはちょっとした得意技があり、子どもの持って生まれた本質が分かるので、外国と縁のある長女をソウル旅行に誘ってみると、「行きたい!」と言いました。
長女はもうすぐ16歳。前頭前野の成熟が始まるのが16歳前後で25歳で完了すると言われます。HSCは生まれつき扁桃体が活発で不安や恐怖を感じやすい(危機察知能力が高い)と言われますが、16歳前後で前頭前野が成熟し始めると徐々に冷静に自分をコントロールできるようになってくると私は知っていました。
長女がそれを証明しました。まだ寒い3月のソウルで半袖です!長女は、「私は日本を出たほうがいいと思っていたけど、実際に韓国に来てみて確信に変わった。高校を卒業したら韓国か英語圏に語学留学したい!」と言い出しました。これからも色々あるだろうけれど、長女はもう大丈夫だと私も確信しました。
よく「子どもを信じて待つ」と言いますがそれは、「今のわが子がどんな状態でも、その子の明るい未来を信じて温かく見守る」という意味なのだと私は思います。
お子さんが今、引きこもりや昼夜逆転や起立性調節障害や解離性障害などで心配する親御さんがいらっしゃると思いますが、日本でよく聞く「親の仕事は子どもの心配をすることだ」の固定観念は手放すのが良いと思います(笑)逆に子どもを病気にしてしまいますのでね。
子どもは親の心配(ネガティブなエネルギー)に非常に敏感で、親の余計な心配が子どもにプレッシャーを与え苦しめますのでね。
「子どもはいつも幸せでなきゃ」の固定観念も実は親のエゴです。子どもは辛く苦しいことも含めいろんな経験をしたくて生まれてきていますからから、学びの邪魔をしてはなりません。
子どもに幸せになってほしいのなら、今のお子さんの状態を受け入れて、まずは親が自分の心を満たすことだとつくづく思いました。