月別アーカイブ: 12月 2021

アサイド

【1/25(火) 10時~スピリッツチャイルド勉強会@zoom】

来月の感性キッズ オンラインイベントは、
「スピリッツチャイルド勉強会〜気難しい子の子育てどうしたら?」です。私 が講演いたします。

日本ではあまり知られていない※スピリッツチャイルドの特徴、HSCにしては激しい意見を持ち手に負えないスピリッツチャイルドと楽しくワクワク暮らすためのコツ、スピリッツチャイルドが大人(スピリッツアダルト)になるとどうなるのかなどについて、海外情報を元にお伝えします!

※スピリッツチャイルド=繊細なHSCでありながら、情熱的でかたくなで意見の激しい子

わが家は母子3人ともHSP, HSC & スピリッツチャイルドです♪ 元スピリッツチャイルドである私が17才でのアメリカ交換留学で経験したとんでもないエピソードも交えてお話しします!

この機会に理解を深めてみませんか?

1月25日(火)10:00〜12:00で感性キッズイベント講演会オンライン

https://kanseikids.com/event/220125/

1月25日
お申込みはこちら

言うことを聞かないのはどうしてなの?
繊細で、気難しくて、激しい子の育て方

HSC

スピリッツチャイルドの親の会RaizingYour SpiritedChild

1月25日(火)午前10時~「スピリッツチャイルド勉強会〜気難しい子の子育てどうしたら?」で講演します〜感性キッズイベント

アサイド

皆さん、こんにちは!

今日はアメリカのチャータースクールと、地元の公立校でも提供されるIEP個人化教育プラン(Individualized Education Plan)について紹介したいと思います。

海外では「不登校」(school refusal)という言葉はあまり使われないようです。

なぜならホームスクールが法律で認められていたり、地元の学校が合わなければ公設民営のチャータースクールやフリースクールやヴァーチャルスクールなど選択肢が日本より多いからです。アラスカ州など州によっては学校に通わない家庭に対し、教育費等の名目で税金還付もあるようです。

2022年6月29日追記:
ただし、先進国の中にもドイツなどのようにホームスクールと不登校が認められず、親が罰金を課せられる国もあるようです。これは家庭での虐待などから子どもを守るためです。

★アメリカのチャータースクールについて

アメリカなら地元の学校が合わなければ、公設民営の※チャータースクールに移る選択肢もあります。公設民営だから私立ではなく、新しいスタイルの公立学校なのでお金もかかりません。

チャータースクールはカリフォルニア州ロサンゼルスだけでも200校以上あるから、地元の学校が合わなければ別の学校に行けば良いです。

アメリカの公立小学校で長年教師をしていたホストマザーは、「地元の公立校は、チャータースクールに生徒と税金が流れていかないように、生徒のニーズを満たす努力をしなければならない」と言います。

そうしなければ態度の悪い生徒しか残らないし、コスト削減で職を失う教師が出てきます。(チャータースクールは入学する生徒を選べるが、地元の公立校は選べない)

どの学校も教育の質と生徒の満足度向上に向けて努力するよう仕向けるためにも、アメリカにはこのような競争システムが存在します。

※チャーター・スクールは、コンピュータ・リテラシー教育や、サイエンス教育に特化した学校や、不登校の子ども達を対象にした学校など、さまざまな特徴あるいは教育的配慮をその前面に押し出した、新しい公設民営の公立学校

★IEP個別化教育プラン(Individualized Education Plan)について

不登校になりかけた子などの保護者が希望した場合、州にもよるかもしれませんが、アメリカでは学校の費用負担で専門家によるニューロサイクルテスト(脳回路テスト)を受けられるサービスがあります。

脳の特徴と不登校の原因がわかればその子に合ったIEP個別化教育プラン(Individualized Education Plan)に基づいて、その子に合ったクラスで授業を受けられます。

その効果で、成績の悪かった子がオールA +になったケースがあると聞きます。

「高学年になるまで成績悪くなかったからまさか不登校が脳回路の特徴による学力不振が原因だったとは!」ということもあるわけです。

このように個に合った教育を提供されることで、子どもが学校生活で苦しまなくて済むのです。

ボストン在住の友人の子もしばらく学校を休んだ後にニューロサイクルテストを受け、スロー・プロセシング・ブレイン(処理がゆっくりな脳)と分かり、IEPで学校に復帰しました。本人も家族も原因と戦略が分かり、とても安心したと言っています。

日本の教育を受けていたら天才性が発揮されていなかっただろうと思うのは、ディスレクシアのスティーブン・スピルバーグ、ジム・キャリー、オーランド・ブルームなど。

ディスレクシアは俳優、建築家、起業家などの有名人ばかりでなく、薬品の研究者、福祉、芸術などの幅広い分野で活躍していますよね。

すべての子どもはナチュラルジニアス、生まれ持っての天才。


日本がここまで進化するのはなかなか難しいでしょうけど、HSCに限らずすべての子ども達がナチュラルジニアスを発揮できるよう、少しずつでもできるところから、個に寄り添った教育を実現したいですね。

#不登校

公設民営チャータースクール

ディスレクシア

Do you know what a charter school is?

アメリカの登校へのアプローチ~地元の学校が合わなければ公設民営のチャータースクールもホームスクーリングもなんでもあり

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長女は小学5年生の頃のいじめが原因で、もう2年間も学校に通えていません。

不登校から1年経った6年生の冬、今度は悪口ではなくインターネット上のいじめがあったため、私は教育委員会にいじめの経緯を添え、『いじめの重大事態扱い』を求め書類を提出しました。いじめは犯罪であるため警察にも相談し、ファイリングされました。

結果、今年4月に長女のケースがいじめの重大事態として扱われることになりました。

中学校の学年主任の先生は「いじめの定義はその内容ではなく”本人が傷ついたらすべていじめ”です」と言いました。上から指導されているとのこと。

やはり問題は娘のメンタルではなく、当時の小学校の管理職の’人間性’と’いじめの定義の認識不足’であったことが明らかになりました。

当時の教頭から「悪口は誰でも言う。いじめに入らない」と言われ、いじめによる不登校であると認めてもらえませんでした。

旭川のいじめ事件の教頭と同じメンタリティです。教育委員会学務課に当時の管理職の責任を追求しました。

全国でどれだけ多くの子どもたちがこのような被害に合っているか。自殺をしたか。これ以上は許しません!

学校はしっかりと、まずは自らの人間性といじめの定義の再確認、そして子どもたちへの「悪口=いじめ=犯罪」の徹底的な指導をお願いします。

いじめの定義を再確認しよう

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私が高校時代にアメリカに留学した際に最初にお世話になったホストマザーとは、今でも親子のお付き合いがあります。

コロナ禍に入るまでは、2年置きに母子で里帰りをしていました。

里帰りのたびに子どもたちを現地のプリスクールや小学校に、長い時は2カ月間ほど通わせました。

私のホストマザーの愛犬故ドゥルービーと長女

娘たちは私と同じでHSS型(刺激追求型)HSCのため、最終的にはすっかり現地の子供たちと仲良くなり楽しく通ってはいましたが、今思えばはじめの頃は長女が癇癪を起こし、次女は最初の数週間、預けるときに泣いてばかりました。

今思えば、これは生まれつき些細なことによく氣がつき、深く考えてから行動するという、HSCの根底にある性質のためでした。HSCの安全確認は徹底的な脳の処理において行われるため、時間がかかります。

海のキャンプで一緒のアメリカ人のお友達と次女

あの頃は理由がわからず、なんでそんなに癇癪を起こすのだろうか、泣くのだろうかと思いましたが、今はスッキリ説明がつきます。

あの時に既にHSCと知っていたなら、私もホストマザーももっと子供に寄り添った対応ができたはずです。

やはりHSCの特性に気づくのは早ければ早いほど良いと思います。

4年前のフロリダでのこと〜今思えばHSCらしい反応

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今日は長女の中学校の合唱祭。前の日に学年主任の元Jリーガーの先生が、わが家によく来る学校をお休み中の友だち2人と長女と私の分のチケット4枚を届けてくれました。

長女は小学5年生の冬休み明けから学校にいけなくなり学校から遠ざかっていたので、私は合唱祭のお知らせをスルーしていました。

でも先生が「合唱祭に来ませんか?席を確保しますので」とお電話くださり、長女と、同じく学校に行けないお友達を連れて鑑賞しに行くことに。「会えたら嬉しいので」と。

長女がN中を辞めることにしたと話したら、「では美術部にまた少しずつ来られるといいですね」と。

12月中にまた全校放送で、「事情があって部活動のみ参加する子がいるけれど差別しないように。会ったら優しく声をかけてあげてね」と指導してくださるとか。

なんだか涙が出てしまいました(´༎ຶོρ༎ຶོ`) 学校に行きたくても行けない娘たちのことを氣にかけてくれて嬉しかったです。

そういえば元Jリーガー先生は、先日クロームブックを受け取りに学校に行った際も、あらかじ部屋を温め通してくださいました。

こういうところに先生の人間性が表れるものですねぇ。このような先生に将来校長先生になっていただき、子どもたちのために大改革を起こしてほしいと思います。

長女のクラスの合唱曲は、小学4年生の時に学年のみんなで歌った『怪獣のバラード』。伴奏者は小学校の頃からいつも優しかった、毎年音楽祭の伴奏をしているお友だち。

あの頃は長女はみんなと楽しく学校に通っていたなぁと思い出し、号泣しそうになりました。我慢しました(T ^ T)

ついでに自分の中学校時代に大地賛賞を歌ったことも思い出しました。

当時の私にとって日本の中学校はつまらなくて息苦しかったですが、合唱祭は好きでした。小中高と続けたブラスバンドとマーチングバンドも大好きでした。

一人ひとりの個性が融合して、ひとつのハーモニーを生み出す感覚が大好きでした。

来年は合唱のように個をリスペクトした優しい多様性のハーモニアスな学校教育に近づきますように。

中学校の合唱祭 元Jリーガー先生の長期欠席生徒への神対応

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小学校と中学校と交渉し、学校に定期的に通えないリベラルスクールの子どもたちに特別にタブレットとChromeブックを貸し出して貰いました。

今日からタッチタイピングを開始しました。1日で4キーと3つのコマンドを覚え、子どもたちは嬉しそうでした。

私の留学先のアメリカの高校の授業で教わった方法で、タッチタイピングを指導しています。
コマンドキーを上の学年の子が下の学年の子に教えています。主体的・対話的な深い学びが実現しています!

タッチタイピングの指導を始めました

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世間体や周りの言うことばかりを優先していると、やがて自分の心との繋がりが無くなります。自分軸を無くすと大変生きづらくなります。

自分軸を失うとどういうことになるのか、悲惨な一例を、15年ほど前に訪れた沖縄のひめゆりの塔で軍の負傷兵の看護をさせられた、元ひめゆり学徒隊の方からお聞きしました。

生の声で実際の経験を聞く機会はとても貴重だったと思います。その時、私は氣づかぬ内に号泣していました。普段は心を大きく揺さぶられても自制心が強く泣くのをこらえます。

人前で氣づいたら激しく泣いていたのは、小5の時に祖父が目の前で心肺蘇生を受け、息を引き取った時と、このひめゆりの塔の時だけ。

その方はまだ戦争当時13、4才であったかと思われます。医師が負傷兵の壊死した足を切断する際に負傷兵の身体を固定させられたり、切断した手足をトレイに乗せて外に埋めに行ったりしたそうです。

沖縄が捨て石となりアメリカ軍に完全包囲された時、それまで「お国のために身を捧げろ」と指揮をとっていた上の者たちが、これより先は自分たちで判断しろ。解散!と民間人に伝えてどこかに消えてしまったそうです。

その方は他の民間人たちと壕に逃げ込み、そこでアメリカ軍による集中攻撃を受けたそうです。その方は射撃され倒れた誰かの下になり無傷でした。

当時の人々にとって死は怖い者ではなく、怪我をして苦しみ生きながらえることが恐ろしかったと言います。それよりは即死を望んだのです。その方は怪我せず生き残れました。

すると次の瞬間、先ほど攻撃してきたアメリカ兵たちが“No poison. No poison.”(毒ではない)と言って、生き残ったその方に水を飲ませようとしたそうです。ついさっき攻撃してきたアメリカ兵が今は自分を助けようとしていることに、大変混乱したそうです。

当時、沖縄の多くの軍人・民間人も、戦陣訓「生きて虜囚(りょしゅう)の辱(はずかしめ)を受けず」の洗脳のために、玉砕や自決などで命を散らしました。

でもその方はアメリカ兵の差し出す水を飲み、ジープに乗せられました。同じく生き残ったひめゆり学徒隊の先輩はアメリカ兵にカンフル剤を打たれ、頬の色が桃色になったので、「あぁ、先輩も助かった。よかった!」と安心したそうです。

ところがその先輩はアメリカ軍のジープの上から飛び降り、自決してしまったのだそうです。

先輩とその方の違いは何だったでしょうか。

先輩は、教え込まれた戦陣訓「生きて虜囚(りょしゅう)の辱(はずかしめ)を受けず」に従い、助かった命を絶ってしまいました。

その方は「私は何故だかわからないけど、その時、”生きなければ“と思ったんです」と仰いました。

その方は、自分の心と繋がっていたのだと思います。自分軸があったのだと思います。

そして何十年も、戦争の悲惨な経験と平和の大切さについて語るという、ご自身の尊いミッションを行っていらっしゃるのだと思いました。

だから、今学校で辛い思いをしているお子さんにも、自分の心と常に繋がっていること、自分軸で生きることを大切にしてほしいのです。

自分がもしハッピーでないと思うなら、相談する、選ぶ、逃げる、主張する、創るなど、自分で選択肢を作って行ってほしいと思います。自分軸さえ取り戻せば、怖いものなしです。

子どもたちへのメッセージ『親でも先生でもない、自分の心だけを信じて』ひめゆりの塔のエピソード